ズッコケ中年三人組age43

著者 :
  • ポプラ社 (2008年12月1日発売)
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本棚登録 : 179
感想 : 26
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シリーズの前二冊すっ飛ばしてコチラを読んだわけですが、特に問題無く楽しめたと思います。モーちゃんの職が変わってたことくらい?

本作は裁判員制度について、時世を反映した内容になっていましたよ。施行の一年前に書かれたらしいですね。筆者は大いに疑問と不安を抱いているようでしたし、私も同じ様に感じています。

ズッコケシリーズとアーティストのゆずがコラボしていた時期があったそうですね。本作でも彼らのライブの様子がリアルに描かれていました。ストーリー本編には絡んでこないんですけどね。

本編も裁判員制度、裁判についての細かい描写と言うのか説明と言うのか、小難しくてめげそうになりながら読了。
内容そのものよりも、裁判員制度や裁判についてのレクチャーみたいな部分に頁が割かれています。

途中、被告人の性格についての証言からすると、その証言、寧ろ不利にならないか?と疑問に思いましたが。それでも裁判の制度からすると、それはそれで片付いてしまうんだなぁ、と言う様なモヤモヤを遺されました。意図的だと思いますが。

怖いですよね、やっぱり。

結論はこれ。これにつきます。

あとは、筆者の描く“今時の若者”。
マホちゃんは頑張ったなぁ、と思いました(笑)この口調は筆者の作品に出てこないと思ってた…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他日本男性作家
感想投稿日 : 2012年12月30日
読了日 : 2012年12月30日
本棚登録日 : 2012年12月30日

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