シリーズの前二冊すっ飛ばしてコチラを読んだわけですが、特に問題無く楽しめたと思います。モーちゃんの職が変わってたことくらい?
本作は裁判員制度について、時世を反映した内容になっていましたよ。施行の一年前に書かれたらしいですね。筆者は大いに疑問と不安を抱いているようでしたし、私も同じ様に感じています。
ズッコケシリーズとアーティストのゆずがコラボしていた時期があったそうですね。本作でも彼らのライブの様子がリアルに描かれていました。ストーリー本編には絡んでこないんですけどね。
本編も裁判員制度、裁判についての細かい描写と言うのか説明と言うのか、小難しくてめげそうになりながら読了。
内容そのものよりも、裁判員制度や裁判についてのレクチャーみたいな部分に頁が割かれています。
途中、被告人の性格についての証言からすると、その証言、寧ろ不利にならないか?と疑問に思いましたが。それでも裁判の制度からすると、それはそれで片付いてしまうんだなぁ、と言う様なモヤモヤを遺されました。意図的だと思いますが。
怖いですよね、やっぱり。
結論はこれ。これにつきます。
あとは、筆者の描く“今時の若者”。
マホちゃんは頑張ったなぁ、と思いました(笑)この口調は筆者の作品に出てこないと思ってた…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
その他日本男性作家
- 感想投稿日 : 2012年12月30日
- 読了日 : 2012年12月30日
- 本棚登録日 : 2012年12月30日
みんなの感想をみる