気にしない練習―――不安・怒り・煩悩を「放念」するヒント

著者 :
  • 三笠書房 (2014年12月19日発売)
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本棚登録 : 105
感想 : 10
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すごく良いことがたくさん書いてありました。
印象に残ったベスト3

1.仏教では、「いい人になりましょう」とは説きません。

そうではなくて、「いつでも、どんな時でも、心おだやかでいられる境地」を目指す。
心おだやかにいるために、遠ざかったほうがいい悪いことの十ヶ条
(1)むやみな殺生、(2)時間を含めた盗み、(3)男女のよこしまな関係、(4)嘘、(5)きれいごと、(6)乱暴な言葉づかい、(7)人の悪口、(8)物惜み、(9)怒り、(10)誤った見方

2.たくさん失敗した人は、優しくなれる

失敗を恐れない2つの理由とは。
(1)世の中はやらないとわからないことばかり。やれば失敗するのは当たり前。
(2)失敗をすればするほど同様の失敗をした人に対して寛容になれる。

3.小欲の鋤と、知足の鍬で心を耕す

十の願いがあって二つしか叶えられなければ、幸せ度は五分の一の20%です。
幸せ度を百%にする方法は二つ。十の願いすべてを叶えるか、願いを二つに絞り込むかです。
仏教のアプローチは後者で、”小欲知足”(しょうよくちそく)という言葉で表されます。欲を小さくして足りていることを知れば、それで心がおだやかになります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年8月28日
読了日 : 2021年8月28日
本棚登録日 : 2018年3月11日

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