教え子が亡くなり殺人の冤罪を着せられ収監された弓削。無実を訴え続ける弓削と心を通い合わせた羽嶋もまた冤罪により刑に服していた。
難攻不落の奈良監獄からの脱出計画のひとつひとつが用意周到で、弓削の心理戦の絶妙さに舌を巻く。
そして「机上の空論」ではないことをその俊敏さと細やかな気遣いで実現へ導く羽嶋との、バディっぷりが爽快だった。
厚みがあるかな?と思ったが読み始めたら瞬く間に終盤を迎えていた。
早く誰かとこの物語を語りたい!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和泉桂
- 感想投稿日 : 2023年9月25日
- 読了日 : 2023年7月19日
- 本棚登録日 : 2023年9月19日
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