とにかく主人公望月が最後まで好きになれなかった。なんというか品がない。ひたすら上から目線なのに、えらく言い訳地味た記述が多い。(最初のほうの数十ページとか前作の批判に対する言い訳だし。)
幕末を舞台にした歴史もののフィクションとしては楽しめそうなテーマだっただけに残念。
もっとも、話の本筋であるはずのある謎に対しては論拠がグタグタすぎやしないか?と思ってしまうけど。多分答えありきでの論理展開だからだろうが、大分都合のいい解釈だらけ。上巻あたりまではいい感じに盛り上がってきてたのに下巻にはいっての薄っぺらい展開にかなりがっくり。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年3月28日
- 読了日 : 2012年3月28日
- 本棚登録日 : 2012年3月27日
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