漆の本場・輪島に生まれ、松田権六師に孫のように可愛がられた。漆工作家そして研究家になるべくしてなったと思われるほど、漆への造詣と愛情の深さがにじみ出た著作だ。
9000年前から東洋の人間の生活に欠かせない漆。天然の接着剤であり塗料である漆工芸・漆文化の歴史は奥深い。
漠然と知っていた漆の技法や道具のことなども理解できたが、モノはやはりモノを見ないでは本当には分からない。
良品を見ることの体験を積まなければないし、そのときにはおおいに参考になる本だ。
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カテゴリ:
生活・文化
- 感想投稿日 : 2009年9月7日
- 本棚登録日 : 2009年9月7日
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