漆の文化 受け継がれる日本の美 (角川選書 343)

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  • KADOKAWA/角川学芸出版 (2002年8月6日発売)
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漆の本場・輪島に生まれ、松田権六師に孫のように可愛がられた。漆工作家そして研究家になるべくしてなったと思われるほど、漆への造詣と愛情の深さがにじみ出た著作だ。

9000年前から東洋の人間の生活に欠かせない漆。天然の接着剤であり塗料である漆工芸・漆文化の歴史は奥深い。

漠然と知っていた漆の技法や道具のことなども理解できたが、モノはやはりモノを見ないでは本当には分からない。

良品を見ることの体験を積まなければないし、そのときにはおおいに参考になる本だ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 生活・文化
感想投稿日 : 2009年9月7日
本棚登録日 : 2009年9月7日

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