こっちへお入り (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社 (2010年12月9日発売)
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本棚登録 : 1018
感想 : 151
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落語って難しそうあんまり興味が湧かないなと思いつつ、紹介されたので読んでみた

作者さんはこの本から落語を通して、自分の幅が広がるわくわくを伝えてくれる。
大人になってあらゆる刺激に慣れていき、人生がマンネリ化していくからこそ、自分を解放する体験は貴重であり、積極的に自分で見つけていく必要があると思った。その一つの提案が落語。

主人公今まで趣味を持たなかった普通のOLでだんだん落語にのめり込んでいくところが好き。どんな魅力があるんだろうと興味を掻き立ててくれる。

落語脳を持っていると、物事のあらゆる側面の面白い部分を見つける癖がつく、また、落語は対局の相手が現れるから逆の立場の意見も知ろうと思う気持ちが芽生えるらしい。知らないことばかりで読んでよかった本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年8月14日
読了日 : 2022年8月14日
本棚登録日 : 2022年8月14日

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