久しぶりに心の奥が小さく揺れたお話でした。
のらねこの心の変化とその葛藤とが、落ち着いた(淡々としたというのでしょうか)文章でつづられます。
どなたかも書かれていましたが、庭の土のシーンは衝撃的で、一種の禁忌に触れてしまったようなそんな感じをうけました。しかし、そのことが、それしかできなかった「ねこ」の思いいをはっきりとはしない「何か」な形で読者に伝えてきてくれるのではないかと思いました。
「中学年」カテゴリに入れましたが、高学年の方がより深くこの作品を読めるのではないでしょうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書【中学年】
- 感想投稿日 : 2015年6月5日
- 読了日 : 2015年6月5日
- 本棚登録日 : 2015年6月5日
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