会社を変える会議の力 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2013年12月18日発売)
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会社を変える会議の力
2013/12/18 著:杉野 幹人

リーダーを待望するより本当の会議をしよう。
リーダーと言うと、思考停止して礼讃して待望し、会議と言うと、同じく思考停止してダメ出しして悪者にする。そしてその待望されるリーダー像を解き明かせば、ナポレオンや織田信長でも敵わないような人物だったりする。それは、幻を追い求めて現実逃避しているようにしか思えない。

会議から逃げるのではなく、会議と向き合い、会議にダメなところがあるのであれば、それを「本当の会議」に直すことが必要である。

本書の構成は以下の7章から成る。
①なぜ会議はダメなのか
②会議と会議モドキ
③会議の目的を考える
④会議の議題を考える
⑤会議の資料を考える
⑥会議のメンバーを考える
⑦本当の会議

会議は会議であって会議ではない。
目的がなく、議題も資料もちぐはぐで出席するメンバーも適していなければ決まるものも決まらない。決めて意味がない会議に成り下がってしまう。

自分が携わる会議でいくつが本当の会議であったかというと疑問でもある。そしてそれは待っていても変わらない。自分が主催出来る分は本書から取り入れて時には連絡会や報告会と目的を考えながら本当の会議を成立させる必要がある。

無駄な会議なんてない。
本当にそう思えるように胸を張って言えるような会議運営を心掛けていきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミュニケーション
感想投稿日 : 2018年9月11日
読了日 : 2018年9月11日
本棚登録日 : 2018年9月11日

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