著者は、2006年3月まで、静岡県の公立小学校で23年間教鞭をとってきた。教師として教育現場の最前線に立つ中で、親が子どもに与える影響力の大きさを痛感。そこで、教師としての経験・技術・知識を少しでも家庭で役立てたいと活動を行なっている。
著書に本書の他に「プロ親になる親力パワーアップ編がある。
小学校教師として長年教育現場の最前線に立ち、毎日教師として子供たちに接しているうちに思い知らせれてきたことは「子供は親の教育力つまり親力で決まるということ。
親たちのほとんどが自分なりに子供の教育のために一生懸命努力しているものの具体的にどうしたらよいか分からないということも多い。
そこで著者が教師として身に付けた経験、知識、理解、技術を世の中の親たちに紹介し、まつ親たちの教育力、つまり「親力」を伸ばすことを目的として記されている。
構成は以下の3章から成っている。
①子供の「楽勉」をプロデュースする
②学力・人間力を伸ばす習慣
③幸せな親子関係の作り方
本書は幼児を持つ親よりは少し上の小学校の子供を持つ親を対象として書かれている。
私にとっては少し先のことになるがいずれ訪れるその時に備えてという気持ちで本書を手に取った。
特別なスキルや考え方は一切不要。基本的な事を行動レベルに落とし込んでひとつずつ書かれている。それは押し付けではなく色々な個性を持つ子供に合わせた方法の提供という読み手にも優しく効果の出やすい方法がいくつか紹介されている。
自分が親にどのように育ててこられたのかを思い出すきっかけとなりそこから反省点や課題を抽出して自分の子育てにもそれを活用していきたいと考える。
- 感想投稿日 : 2012年12月10日
- 読了日 : 2012年12月15日
- 本棚登録日 : 2012年12月10日
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