平安時代の御所を舞台にした恋物語かと思って読みはじめましたが、現代のジェンダー問題に通じる女性の生き方、男性から見た女性の幸せに囚われ、もがきながら道を開いていく伊子に痛快さを感じて一気に読了。入道の女宮が囚われている価値観にも、最後は別の見方を提示できてホッとしました。価値観は様々ですが、それぞれが幸せと感じる生き方ができるような世の中であってほしい。またそれを貫くには障害は少なくないとは思うけど、そうするための力をもらえる作品でした!大河ドラマになって欲しいくらいです。
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- 感想投稿日 : 2022年5月13日
- 読了日 : 2022年5月13日
- 本棚登録日 : 2022年5月13日
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