序章 宗教は物語のなかにある 第一章「死」を超える 第二章「弱さ」と向き合う 第三章「悪」に向き合う 第四章「苦難」を受け止める 終章 重なり合う宗教と物語の力
「物語好きの方、また、宗教に関心があるが、宗教教団や教義は敷居が高い、親しみづらいと感じている方に楽しんでいただきたい」との著者の想定読者層にピタリとはまり、どの章のどの参考文献からの引用も興味深く考えさせられるものばかり。
『きりこについて』『想像ラジオ』『わたしを離さないで』など既読のものも改めて読み直したくなったし、遠藤周作『深い河』は読まなければ、という気持ちにさせられる。読書案内としても素晴らしい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年1月4日
- 読了日 : 2017年1月4日
- 本棚登録日 : 2016年9月18日
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