「アメリカにないアメリカン」「泥にはまって」「粗茶ですが」「わらしべ流」の四章。2006年1月から2010年11月、新聞や雑誌などの媒体に掲載されたエッセイ集。時期的には自民党から2009年の民主党政権に変わった頃。時系列に並んでいるわけではないけれど当時の崖っぷちの雰囲気を思い出しつつ、少なくともこの頃はまだ東日本大震災の前なんだな‥とこの間に失ったもののあまりの大きさに打ちのめされそうになる。でも、嘆いてばかりではいられない。
エッセイには書かれた時の空気感や著者の問題意識などが色濃く反映される。日本語と英語の違いから視点を変えて考える、アーサーさんのものの見方は参考になることばかりだ。
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- 感想投稿日 : 2017年2月26日
- 読了日 : 2017年2月20日
- 本棚登録日 : 2017年2月20日
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