最終巻で一気に加速した。
この著者は、「うそつきパラドクス」みたいな男女間の恋愛を描くものもおもしろいけど、「いちごの学校」「まんまんちゃん、あん」「さよならハルメギド」とか、家族を描くものにこそ真骨頂が発揮されると思ってる。(特に「いちごの学校」の表現の迫力はすごい。)
この作品も、次女になってしまった長男、という切り口で家族を描いている。
最後はちょっと駆け足になってしまった感があったけれど、しっかりしたラストを見せてくれた。
自分の思いを剥きだしにしてぶつかるのは、確かに傷つくけど、それを乗り越えた先にしか辿り着けない場所があるんだよなぁ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年2月19日
- 読了日 : 2015年2月16日
- 本棚登録日 : 2015年2月16日
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