面白い!大阪を舞台にある失踪事件から大きな犯罪が炙り出されていく。その模様を2人の刑事が追っていく。ただこれだなのに何でここまで面白いのだろうか。黒川さん得意の大阪弁によるユーモアたっぷりの掛け合いをとことんリアルを追求した捜査の描写がとにかく読ませるのだ。冗長的と捉える人も多いだろうが自分としてはストライク。発生した事件が陰惨で重たいのにも関わらず軽やかな読後感が得られるもの大好きだ。600ページ近い小説のラストである刑事が語るシーンはまさにこの物語にピッタリなコメント。ずばり読まれたし。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2023年10月17日
- 読了日 : 2023年10月16日
- 本棚登録日 : 2023年10月17日
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