おもしろかった。
近藤大介は、女性の肖像画をうまく描く才能がある。
コールガールから、家政婦、ピアニスト そして 彫刻家まで。
幅広いジャンルをうまく 網羅しながら エネルギッシュさを伝える。
さりげなく、ホンネを聞き出しているところが すばらしい。
中国という国で、一人の女性の生まれた環境から、
その生い立ち、そして セレンディピティ。
このセレンディピティも、努力しているからあるような描き方がいい。
いわゆる チャイニーズ ドリームの実現。
未来にむけて、敢然と立ち向かう 女性群像を描ききる。
それぞれが 夢を持っている。そして、その夢を実現しようとする。
中国人を見ていると 男性より女性の方が活き活きしている。
男よりも女性ががんばっているのだ。
この本を読みながら、中国にいるとこういうタイプの女性は 多い感じがした。
ただし、登場する人は、かなり 才能があることは 確かだが。
その、余韻。読み終わった時に、なぜか がんばれ
と 呼びかけたくなる。
これは、続けて、続編を出してほしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
中国
- 感想投稿日 : 2016年10月8日
- 読了日 : 2016年10月8日
- 本棚登録日 : 2016年10月8日
みんなの感想をみる