特捜神話の終焉

著者 :
  • 飛鳥新社 (2010年7月17日発売)
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感想 : 14
4

とても面白い。
しかし最後のほうは少し飽きてしまった。
正直難しい、というか著者らの眉唾話も多い。
でもこの一冊は特捜および検察に対する理解を深める上で必読。
一般人が抱く「検察=正義」の構図に一石を投じる。
(もっとも、一般人以外の経営者や政治家たちはみな、
検察が必ずしも正義ではなく恣意的な集団であることを理解しているのだろう。
何も知らずただメディアに扇動されているのは結局一般人だけ。)

この一冊を読むことで、
何気なく報道される特捜部の強制捜査関連のニュースが
まったく違った面から捉えられるようになる。

特捜部および検察が掲げる正義が本当に正義なのか、
この一冊を皮切りにもっと理解を深め、
今後の動向に注目していきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治・国際
感想投稿日 : 2012年8月19日
読了日 : 2011年7月15日
本棚登録日 : 2012年8月19日

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