とける、とろける

著者 :
  • 新潮社 (2008年3月1日発売)
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本棚登録 : 503
感想 : 86
3

9つの短編。

夫に無関心を受けて冷たくなった体を癒してくれる男の幻。
何もかも分けあってやってきたのに邪険にされた結末。
離婚したいがために夫を陥れたつもりが、混乱する頭。

寝てみないとわからないという占いの言葉を信じる心。
相性抜群の片割れを自分のせいで亡くした放心状態。
地味で質素な生活にスイッチを入れてくれた人。

借金から地元に帰り、家政婦先の夫婦の事情。
完璧を求めるあまりに表向きの顔を繕いすぎた結果。
夢では思い通りになれる体の関係を永遠にするための欲望。

男ってものは、結婚した途端、浮気もんで無関心になる信用ならないもの。
情熱を帯びた体を持て余し、時にその欲望を思うがままに放出し女はしたたかに健気に生きていく。

なんかちょっとくどいw
驚異的な早さで読める。
小手毬さん思い出した)^o^(

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2015
感想投稿日 : 2015年3月30日
読了日 : 2015年3月30日
本棚登録日 : 2015年3月30日

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