骨董品を扱う芳蓮堂でバイトしていたとき、
店主のナツメさんの言いつけを守らずに取引してしまったお客さんの天城さん、不可解な死をとげた須永さん、狐のお面。
大学の知的で物知りな先輩の壮大な話が全部嘘だと、彼と親しかった結城さんに教えられた別れ際。
家庭教師先の近所で見た狐のような顔をした胴の長いケモノと、頻発する通り魔と教え子と取り巻きたち。
祖父の通夜に屋敷に集まった父に伯父たちと話した生前の祖父の奇妙な行動、先祖にまつわる諸説と溢れだした水。
ファンタジーありホラーあり。
奇妙で不可解で気味が悪いけれど、背筋がぞっとする恐怖ではなくてワクワクする感じ。
胴の長いケモノがコワイ。
どこに真実があってどこに詳細がつながっていくのかわからなくてもどかしい。)^o^(
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015
- 感想投稿日 : 2015年6月19日
- 読了日 : 2015年6月19日
- 本棚登録日 : 2015年6月19日
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