短編。
高校時代に性を交わした男との記憶
2歳上の男との同居生活のなかで、思い出す飲み会の夜。
幼馴染の晴子が醸し出す、男を魅了する雰囲気
気になった男を晴子にとられていく虚しさ。
35歳で男を知ったミドリ、同級生たちとの他愛無い時間。
その男の正体を知ったとき。
独身をつらぬく叔母と、同じ道に向かっている茂美。
感傷に浸る夜と、予想外の裏切りと希望。
エッセイストとして生活できるのは独身だからで
バツイチの男に一方的に入れ込んでしまった結末。
裕福な夫との生活、不満なのは子供ができないこと。
昔好きだった男の記憶を手繰り寄せながらの日々。
哀愁漂う女の性。
最期の、努力型サロンで
すごく好きだった男と、結婚できなかった後悔じゃなくて
性を交わさなかった後悔の思いの強さっていうのが
なんとも生々しくリアル。
coccoの歌で、
「死ぬならいっそやっときゃよかった
いくいかないぬきにして」
を思い出した。女は強い)^o^(
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2016
- 感想投稿日 : 2016年1月16日
- 読了日 : 2016年1月16日
- 本棚登録日 : 2016年1月16日
みんなの感想をみる