象徴天皇制への道: 米国大使グルーとその周辺 (岩波新書 新赤版 89)

著者 :
  • 岩波書店 (1989年10月20日発売)
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[ 内容 ]
1932年から日米開戦直後までの10年間、駐日米国大使を務めたグルーは、帰国後各地で「知日派」として独自の天皇観・日本論を語った。
GHQの占領政策、特に天皇制の存続に尽力した彼の厖大な手記と手紙をもとに、初めて吉田茂らとの秘められた関係、マッカーサーとの意外な接点、そして「象徴」という呼称の誕生に至る経過に光をあてる。

[ 目次 ]
序 『滞日10年』の成立事情
1 “Report from Tokyo”―日本軍国主議批判
2 和平のテーマ―鍵としての天皇制
3 シカゴ演説―集中砲火をあびる
4 『滞日10年』の刊行
4 隠健派とは何か―牧野伸顕・樺山愛輔・吉田茂
6 対日戦後計画の形成―グルーの遠図
7 ポツダム宣言―奮闘するグルー
8 グルーとマッカーサー
9 「象徴」の由来―3つの流れ
おわりに―象徴天皇制の成立

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波新書
感想投稿日 : 2011年4月24日
読了日 : 2011年4月24日
本棚登録日 : 2011年4月24日

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