[ 内容 ]
「伝統」という言葉は当然のように、「遠い昔から受け継がれてきたもの」と思われている。
だが、「伝統」とされているものの多くは、実はごく最近、それも人工的に創り出されたのだと本書は言う。
本書は、おもに英国におけるそうした実例をとりあげ、近代になってから「伝統」が創り出された様子を追う。
[ 目次 ]
1 序論―伝統は創り出される
2 伝統の捏造―スコットランド高地の伝統
3 死から展望へ―ロマン主義時代におけるウェールズ的過去の探求
4 コンテクスト、パフォーマンス、儀礼の意味―英国君主制と「伝統の創出」、1820‐1977年
5 ヴィクトリア朝インドにおける権威の表象
6 植民地下のアフリカにおける創り出された伝統
7 伝統の大量生産―ヨーロッパ、1870‐1914
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公開設定:公開
カテゴリ:
文化人類学叢書
- 感想投稿日 : 2010年6月16日
- 読了日 : 2010年6月16日
- 本棚登録日 : 2010年6月16日
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