ニュー・リッチの王国 (Kobunsha Paperbacks 124)

  • 光文社 (2008年8月23日発売)
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感想 : 5
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[ 内容 ]
「新・富裕層」(=ニュー・リッチ)という言葉が日本で一般化したのは、2005年以後のことだ。
それからわずか数年、いまや世界中で、ニュー・リッチたちがトレンドをつくり、この時代を動かすようになった。
では、彼らはいったいどのように暮らし、どんな考えを持っているのか?
私たちがお金持ちに対して抱いているイメージどおりに、ラグジュアリーな生活を送っているのだろうか?
高級ブランド、高級車、大型ヨット、プライベートジェット、高級リゾート、ハイエンド教育…など、ラグジュアリー情報は溢れているが、ニュー・リッチの人々の実像を、これまで私たちは知らないできた。
本書は、いままでの「富裕層本」が、いかにこの層のニーズをつかみ、モノを売るかという観点から書かれたマーケティング本なのに対して、まったく違ったアプローチを取っている。
本書中にはさまざまなニュー・リッチの人々が登場するが、みな実際に会って取材した人々である。
その意味で本書は、“いまの時代”そのものを描いている。
また、グローバル経済とスーパー資本主義の影響で拡大する「格差」にも、スポットを当てた。

[ 目次 ]
第1章 東京ハイライフ
第2章 東京ジェントリフィケーション
第3章 ニュー・リッチという新階級
第4章 富裕層サポートビジネス
第5章 ラグジュアリー消費競争
第6章 おカネとライフスタイル
第7章 トレンドセッター
第8章 世界で広がる格差
第9章 社会貢献

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 光文社ペーパーバックス
感想投稿日 : 2010年7月16日
読了日 : 2010年7月16日
本棚登録日 : 2010年7月16日

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