[ 内容 ]
9・11事件後、国際金融の舞台では、不気味な変化がゆっくりと生じている。
金や石油の価格が乱高下し、巨大ファンドやM&Aが世界経済を波立たせ、中国、インド、ロシアなど新興国の市場が勢いを増している。
国内市場に目を転じれば、貯蓄から投資への動きが加速し、金融市場の見慣れた風景ががらりと変わった。
こうした変化をもたらす要因とは何なのか?
マネーの潮流はどこへ向うのか?
それは社会にどんな影響をおよぼすのか?
現代を金融の歴史のなかに位置づけなおし、6つの視点から「失われた10年」の「次」を読みとく投資家および市場関係者必読の書。
[ 目次 ]
第1章 投資時代への期待と幻想-資産運用の環境変化
第2章 ポスト不良債権時代-銀行主導時代の終焉
第3章 経済社会を動かすファンド-「ファンド主義」は定着するか
第4章 米国型金融システムの揺らぎ-強さと脆弱さの危うい均衡
第5章 多極化へ動き出すマネー社会-多様化する国際経済
第6章 金融と社会との対話-金融は役立っているか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ちくま新書
- 感想投稿日 : 2010年8月16日
- 読了日 : 2009年2月11日
- 本棚登録日 : 2010年8月16日
みんなの感想をみる