[ 内容 ]
サブプライムローン危機が世界を揺るがしている。
その原因を知るには、バブルの発生・崩壊のメカニズムと、七〇年代以降の世界のお金の流れを押さえる必要がある。
一方、日本国内を見ると、九〇年代以降、政府当局は「構造改革」と「金融自由化」により長期不況を脱する道を選んだが、この選択は果たして正しかったのか。
政策のバックにある主流派経済学では、もはや問題を解決できず、格差の拡大など、社会の傷を深くするばかりだ。
経済学の限界を指摘し、日本社会の現状と将来を見据えた新しい経済学の可能性を探る。
[ 目次 ]
序 戦後最大の米国不況をどうとらえるか?金融資本主義の経済学
第1章 バブルの経済学-サブプライム危機はなぜ起きたか(バブルはなぜ起こるのか バブルはなぜ繰り返されるのか バブル崩壊に対して経済学は役に立つのか)
第2章 構造改革の経済学(供給サイドか需要サイドか 構造改革はどういう結末を迎えたのか 制度改革にはどういう思想が必要か)
第3章 格差とインセンティブの経済学(「正義の問題」と経済学 インセンティブ理論の落とし穴 新しいタイプの不平等)
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[ 参考となる書評 ]
- 感想投稿日 : 2010年8月29日
- 読了日 : 2009年4月26日
- 本棚登録日 : 2010年8月29日
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