原発と権力: 戦後から辿る支配者の系譜 (ちくま新書 923)

著者 :
  • 筑摩書房 (2011年9月5日発売)
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[ 内容 ]
原子力発電、それは戦後日本にとって最高の電力システムだった。
再軍備ともつながるその魅力に多くの政治家は飛びついた。
いち早く原子力予算を成立させ、日本を原発大国にした中曽根康弘。
CIAと結びつき、総理の座を狙うために原子力を利用した正力松太郎。
ウランを外交戦略の要に据え、東奔西走した田中角栄。
権力者は原子の力を我がものにし、こんにちの日本を形作った。
戦後から連綿と続く忘れさられた歴史をいま解き明かす。

[ 目次 ]
第1章 「再軍備」が押しあけた原子力の扉(すべては逆コースから始まった;巣鴨プリズンで読んだ英字紙 ほか)
第2章 原発導入で総理の座を奪え!(主役は正力松太郎;CIAとパイプを持ち、マイクロ波通信網を構想 ほか)
第3章 資源と核 交錯する外交(新潟が生み出した田中角栄;原発の地元誘致のカラクリ ほか)
第4章 権力の憧憬 魔の轍「核燃料サイクル」(下北半島を日本有数の原子力基地に;使用済み核燃料再処理の壁 ほか)
終章 二一世紀ニッポンの原発翼賛体制(核武装を口にする孫世代の議員たち;核保有に等しい原発の存在 ほか)

[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ちくま新書
感想投稿日 : 2014年11月23日
読了日 : 2013年8月21日
本棚登録日 : 2014年11月23日

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