装幀列伝: 本を設計する仕事人たち (平凡社新書 241)

著者 :
  • 平凡社 (2004年9月1日発売)
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[ 内容 ]
明治の洋装本以来、日本の装幀文化は、時を追って深みを増し、奥行きを広げていった。編集者による仕事、詩人による仕事、著者自装、画家、版画家、イラストレーターたちによる仕事。
そして杉浦康平と杉浦を師と仰ぐデザイナーたち。
また一方、独自の世界を築き上げたミニマリストたち。
現代日本の装幀文化の水脈を、幅広く掘り起こした注目の書。

[ 目次 ]
1 編集者の仕事―「不易のかたち」が語りかけるもの
2 詩人の仕事―「詩画一致」が紡ぐ感覚のひらめき
3 版画家の仕事―印刷との親和にたつ堅固で密度あるイメージ
4 画家の仕事―偏見を打ち破るイメージの魅惑と思想の定着
5 イラストレーターの仕事―問われる装画と書物空間との関係性
6 「幻の装幀家」の仕事―創造性の裾野の広がりを示すプロフェッショナリズム
7 著者自装の仕事―動機の強さがうむ意表外の着想
8 杉浦イズム咀嚼の仕事―影響・感化から深めた独自の世界への道筋
9 ミニマリストの仕事―抑制された手法で造本の「原型」を見すえる潔さ
10 現代の旗手の仕事―飽和状態を砕く可能性への果敢な挑戦

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 平凡社新書
感想投稿日 : 2011年5月25日
読了日 : 2011年5月25日
本棚登録日 : 2011年5月25日

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