雷の波濤 満州国演義七 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2016年5月28日発売)
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感想 : 7
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ついに日米開戦
敷島四兄弟は、流れに引きずられ、立場を微妙に変えながら、歴史を目撃する。

現在に一番近い歴史であるだけに、
もしこの時点でこうだったら?こうしていれば?とか、ついつい思いながら読んでしまう。
ここに出てくる政治家や軍人、実業家などの一部は、現在の政治家や実業家に直接関係していたりする。

この巻の中に、「社会主義と国家社会主義は同根だ」との言葉があり、確かに一党独裁ということともに、スターリンもヒトラーも同じにおい(力で他を制する)がする。
そして、現在の日本の1強の政治状況は、その方向に流れていっていないだろうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説(日本)
感想投稿日 : 2016年6月12日
読了日 : 2016年6月9日
本棚登録日 : 2016年6月12日

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