虫とけものと家族たち (中公文庫 タ 8-1)

  • 中央公論新社 (2014年6月21日発売)
4.18
  • (26)
  • (19)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 378
感想 : 31
5

美しい自然、思わぬ行動をする動物たち
作者の自然、とくに動物への興味と愛情が伝わる。
ことばの装飾が多くなく、その美しさや活き活きとした感じが伝わる訳もいい。
とにかく、美しく楽しく温かい。

それにしても、思いついたらすぐ引っ越しできる、気に入った虫や動物を飼育しようと持って帰れる、経済的・社会的環境はうらやましい。
現在だと雛や子供を巣から持って帰ることは、許可を受けないとできないと思うが。。。

読了日に、訳者の池澤夏樹さんが北海道立文学館の館長に就任するというニュースと、ボイジャーが池澤夏樹さんの作品を電子書籍化し販売を開始したというニュースが流れた。偶然とはいうのは面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年7月12日
読了日 : 2014年7月11日
本棚登録日 : 2014年7月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする