学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール (光文社新書 512)

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  • 光文社 (2011年4月15日発売)
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『分かりやすい説明』とは?
・一種の技術で、後天的に身につけられる。
・文章の書き方、話し方、プレゼンテーションのスキルとは違う。

<必要な2つのこと>
・相手に理解してもらいたいと思う意識
・相手に合わせて表現を変えること
# 3つの要素
  テーマ、言葉(キーワード)、論理性

<ルール>
・知識や理屈を繰り返し再確認する
・必ずしも厳密さ、正確さにこだわらない
・教育と説明を混同してはいけない
・一文に一つ言いたいことを入れる
・主語と述語は近くに置くこと
・目的は説明の最初に伝える
・抽象と具体を交互に繰り返す
・まとめや振り返りをこまめに行う
・情報量と理解力を加味して絶妙に加減

対極: 詳細と割愛
   自分本位と他人本位【双方向】

~ メモ ~
正確さと分かりやすさは、相反する。
意識を表現する。
日常会話も『説明』と考える
比喩と具体例は違う。考えを改める。
テクニックでは、本質的には変わらない。
 → 表面的な『伝え方』に過ぎないから。
図表では、相手の理解を助けることが出来るが、分かりやすくなるとは限らない。
 図やグラフでは、『論理の途中経過』が欠如するため、端折らないこと。
何をどのようにすれば良いのか?を意識。

☆ 本質と補助の違いを明確にする
☆ 相手(聞き手)の世界観を体感する

説明そのものを分かりやすくすることに意識を向ける。意識を身体に染み付ける。
分かりやすさの本質は「相手に合わせた表現」→表現の使い分けができるかどうか?
柔軟に表現を変える力を習得。「稼働域」を広げる。

相手が理解できる言葉を知る
      ≠
相手がどれくらい精通しているかを知る

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感想投稿日 : 2019年3月4日
本棚登録日 : 2016年8月10日

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