言葉を理解するチンパンジーのアイとアユムを育て、研究してきた著者が、チンパンジーとヒトの「近さ」を、分かりやすく解説している本です。
言語の習得や鏡を使った自己認識、あるいは誤信念課題など、認知的な側面におけるチンパンジーの知能について、とくに詳しく紹介されています。また、「「素朴な信念」から「科学的理解」へ」という枠組みの中でではありますが、人間と他の動物との差異を改めて考えなおしてみることの大切さを、読者に問いかけています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
数学・科学・技術
- 感想投稿日 : 2016年1月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年1月12日
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