GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (2)上 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2009年6月10日発売)
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感想 : 42
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聖連に対して距離を置く英国をめざす武蔵ですが、その途上に三征西班牙(トレス・エスパニア)が立ちはだかります。本多・二代(ほんだ・ふたよ)に敗れた立花・宗茂(たちばな・むねしげ)は襲名を解除され、雪辱を誓う立花・誾(たちばな・ぎん)が三征西班牙のフアナを説得し、攻撃を仕掛けてきたのです。

三征西班牙の攻撃をかいくぐった武蔵は、英国に到達しますが、そこへやってきたトマス・シェイクスピアたちと戦闘状態になり、トゥーサン・ネシンバラはその術式を受けてしまいます。その一方で、点蔵(てんぞう)・クロスユナイトが女性であることをかくしている“傷あり”(スカード)の秘密を知り、彼女と交流を深めていきます。

その後の交渉により、武蔵と英国が合同で学園祭をおこなうという筋書きが定められますが、シェイクスピアによる劇場術式によって、双方のあいだで戦いがはじまります。そんななかトーリは、感情をとりもどしたいという意思をもつことのできないホライゾンをデートにさそいます。

戦闘と交渉による駆け引きのあと、このあとの展開につながる伏線が張られるという流れになっていますが、今回も下巻のほうで本格的にストーリーを動かしていく展開なのでしょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2022年1月3日
読了日 : -
本棚登録日 : 2022年1月3日

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