比較的早い時期に書かれた、生命倫理学の入門書です。内容は、倫理学的な考察はあまりおこなわれておらず、むしろそうした考察の基礎になる事実の紹介が中心になっています。
「生命」や「科学技術」についての恣意的なイメージに基づいて生命倫理学が語られることは危険なので、本書でおこなわれているような事実の紹介が重要だということはよく理解できるのですが、少し求めていた内容とは違ったので、不満にも感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
哲学・思想
- 感想投稿日 : 2014年7月30日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年7月30日
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