四兄弟は竜泉郷から神仙たちの住む崑崙へと渡り、そこで地上へと転生した茉理の仙界における姉や母に出会って、竜王一族の来歴を聞かされたり、過去へタイム・スリップしたりと、大冒険が繰り広げられます。
一方、大君の主席となったランバートは、四人姉妹をも総べる超越者に精神を支配され、着々と人類五十億抹殺計画を進めていきます。
いよいよスケールの大きさに歯止めがきかなくなってきた感もありますが、それでもストーリーのテンポを乱すことなく、どうにかまとめ上げている印象です。そんな中で、小早川奈津子の周囲だけテンポがズレているような気がしてしまいます。
今回の「巻末対談」で著者の相手を務めるのは、作家の山本弘です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本の小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2016年9月1日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年9月1日
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