「雀鬼」の異名をとった著者が、「運」にえらばれるための生活について語った本です。
本書では、「偶然の運」と「必然の運」があると述べられます。日本に生まれるかアフリカに生まれるかといったことや、宝くじがあたるかどうかといったことは、「偶然の運」であり、これについてのコツはないとされます。一方、社会に出た人びとが日々直面する勝負の局面で、自分の優位に物事を運ぶコツは存在すると著者はいいます。本書で語られる「必然の運」というのは、こうしたもののようです。
「必然の運」と著者が呼んでいるのは、「運」というよりは「勝機」といったものに近いように思います。とすれば、本書は人生の勝機をつかむための工夫を語ったハウツー本ないし自己啓発書の一種とみなすこともできるでしょう。じっさいに本書で語られている内容は、物事の大局をつかむことの重要性や、小さな変化に気づくことのたいせつさといったものになっています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
趣味・生活・人生
- 感想投稿日 : 2020年1月8日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2020年1月8日
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