赤城の承認を得た斉藤は、移植手術に向けて大学病院内で開かれる倫理小委員会に出席し、そこで意見を述べることになります。そんな折、赤城の母親が病院を訪れて、なぜ赤城が家族のもとから去っていったのかが斉藤に語られます。
一方斉藤は、皆川さんをともなって実家に帰り、両親に自分の決意を告げます。その帰り道、皆川さんは医者としての信念をつらぬいてついにはみずからの臓器を提供することにまで突き進んだ斉藤に対する愛をたしかめ、みずからが赤城に腎臓を提供するという選択をすることで、彼の思いのなかで生きたいと願います。
医者の役割はなにかという重いテーマにかかわってさまざまな登場人物たちの思いが交錯しているのですが、すこし引っ張りすぎの感もあります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
青年コミック
- 感想投稿日 : 2018年7月29日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年7月29日
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