『言霊』(祥伝社黄金文庫)の続編です。前著同様、政府の発表や新聞記事などを例に取り上げて、現代でもなお、日本人の思考や行動が「言霊」の支配のもとにあることを明らかにしています。
最終章で著者は、言霊思想が日本の文化に大きく貢献してきたことにも触れています。その上で、言霊の思想を一方的に排除するのではなく、むしろそれを自覚して飼いならすことがこれからの日本の課題であるという著者の立場が提示されています。
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カテゴリ:
歴史・地域・文化
- 感想投稿日 : 2017年3月30日
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- 本棚登録日 : 2017年3月30日
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