八雲の母・与(あたえ)まるみが経営するカレー屋「あたえや」に、市古(いちご)ゆうなが夏休み限定のアルバイトとしてやってきます。急速に接近する八雲とゆうなに、剣はやきもきしてしまいます。そんな彼女の様子を見た心夏は、八雲と剣、ゆうな(オマケで妹のこゆりも)を海水浴に連れ出し、三角関係を体験させることで、剣に小説を書くきっかけをつかませようと計画します。
無人島で剣とゆうなが言い争いになり、姫宮美桜のサイン会をきっかけに仲直りすることになるのですが、いちおう剣の中でゆうなの存在に決着がつけばいいわけなので、最後のくだりはなくもがなの感があります。かえって、最後の方でパタパタと場面がせわしなく切り替わっているような印象を受けてしまいました。
あと、1巻で早くも剣のクール・キャラが崩壊してしまったために、終始八雲とゆうなのラブラブぶりにやきもきしているだけになってしまったのがちょっと残念です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2016年4月22日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年4月22日
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