白魔術都市(セイルーン)の王子 スレイヤーズすぺしゃる(1) (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房) (1991年7月1日発売)
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感想 : 12
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シリーズ短編集第1巻。6つの短編を収めています。本編よりもギャグ・テイストが強い印象です。

第1話「白魔術都市(セイルーン)の王子」は、「王子」の肩書きにふさわしからぬおっさんの容貌のフィリオネルの依頼を受けて、洞窟に住む魔道士の退治に向かう話。リナの魔法を待つまでもなく、おっさんの「平和主義者クラッシュ」が敵を粉砕します。

第2話「りべんじゃあ。」では、リナを兄の仇とカン違いする女性、キャミーの襲撃を受けます。リナは彼女の誤解を解いて、千の偽名を持つ魔道士サウザンドと戦います。

第3話「ロバーズ・キラー」は、エレナという女性の依頼で、盗賊団『ダーク・ウルフ』を壊滅させる話。ダーク・ウルフの頭はエレナの幼なじみのティスだったことが明らかになります。本書の中では例外的に、ギャグでなくていい話で締めくくっています。

第4話から第6話では、リナの生涯最大最強のライバルを名乗る『白蛇(サーペント)のナーガ』が登場します。第4話「ナーガの挑戦」はナーガにしつこく追い回される話。第5話「エルシアの城」はエルシア公の城を魔法で吹き飛ばしてしまったリナとナーガが、代わりの城を探して、そこに住んでいるアンデッドたちを掃討する話。第6話「悪役ファイト!」は、犯罪組織のコネクションが、盗賊狩りをおこなうリナに対抗しようと知恵を絞る話。リナたちの悪行を日記に記すプリーストの少女、ミーナがいいキャラクターです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2014年3月9日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年3月9日

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