リトル・プリンセス スレイヤーズすぺしゃる(2) (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房) (1992年3月1日発売)
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本棚登録 : 329
感想 : 7
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シリーズ短編集第2巻。6つの短編を収めています。

第1話「白竜の山」(ドラゴンズ・ピーク)は、村に危害を加える竜の退治を引き受ける話。白竜のリオルと青竜が戦いをくり広げますが、最終的に竜のしわざとされていた事件は、リナとナーガのしわざだったことが分かります。

第2話「リトル・プリンセス」は、タイレル・シティを治めるトゥラーディア公の娘レイミアを騙る少女と、彼女を追う男たちの戦いに、リナとナーガが巻き込まれる話。最後は、ナーガの召還した『石竜』が暴走し、タイレル・シティは三分の一が瓦礫と化してしまいます。

第3話「らびりんす」は、洞窟に住むヴァンパイアを討伐します。第4話「リナ抹殺指令」は、リナ=インバースの名を騙る女魔道士を倒します。第5話「ザ・チャイルド」は、リナに憧れる魔道士見習いの少年クレイが誘拐され、リナたちが彼を救い出す話。

第6話「リトル・プリンセス2」は、本巻で唯一シリアス・テイストのストーリーになっています。本物でありながらやたら貧乏くさいレイミア公女と、そのお供で一言多いクランベじーさんの護衛を引き受けるというストーリーです。もっとも、レイミアさんが貧乏なのは、第2話でリナたちがタイレル・シティを破壊したからなのですが。レイミアの財政援助の頼みを引き受けたマクガレル公の使いとして手紙を届けることになる3人は、その行方を獣人ゼクターに阻まれます。けっきょく、一連の事件はマクガレル公の陰謀だったことが明らかになります。またリナは、ゼクターの正体が、レイミアさんのいとこで国を追われたフラオンであることを知ってしまいます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2014年3月9日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年3月9日

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