近次郎とマサムネ、スバルと奏が付き合っていると知って、マサムネの家を飛び出しシュレ先輩のもとに身を寄せていた紅羽が、近次郎たちのもとへ帰ってきます。しかも彼女は、スバルに自分の想いを打ち明けたいと決意を胸に秘めていました。
近次郎は妹のために、またマサムネは後輩のために、紅羽とスバルのデートをセッティングします。そして近次郎は、玉砕した妹を元気づけるためにパーティを開きますが、そこで彼は、女性恐怖症の原因である紅羽が、一人の女の子にすぎないという事実に気づきます。
一方、近次郎とスバルの関係は依然として離れたままです。ふさぎ込む彼に、一人の人間としてスバルに向き合うことから逃げているだけではないのかという、シュレ先輩の言葉が突き刺さります。先輩から、叶わない思いと知りながらも前に進もうとした妹の勇気を教えられた近次郎は、自分も前に進もうと決意します。
ふたたびスバルと奏の部屋を訪れた近次郎は、ヒーローなんかじゃないただの男として、スバルと向き合っていたいと告げます。さらに彼は、奏にも、一人の友だちとして、自分に心を開いてほしいと語りかけます。
紅羽とシュレ先輩がカッコよすぎです。ここまでのストーリーを振り返ってみると、それぞれのサブ・キャラクターの役割がきちんと定まっていたことに、今さらながら感心しました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2016年11月26日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年11月26日
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