キじばと。。さんの感想・レビュー

※キノの旅10 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-19)

著者 : 時雨沢恵一

• メディアワークス (2006年10月10日発売)

第六話「ティーの一日」は、ティーのキャラクター設定がライトノベル的であることもあって、安心して読むことのできる内容です。このところ、ややブラック・ヒューモアが鼻につくところもあったので、個人的にはたのしんで読めましたが、読者によっては薄甘いヒューマニズムに飽き足りないと感じるひともいるかもしれません。

や第七話「歌姫のいる国」は、中編ともいうべきヴォリュームの作品です。個人的には、こうしたわかりやすい結末のストーリーはけっして嫌いではないのですが、ちょっと展開がもたついているな、という印象を受けてしまいました。

感想投稿日 : 2019年1月2日

読了日 : -

本棚登録日 : 2019年1月2日