道をひらく

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  • PHP研究所 (1968年5月1日発売)
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成功哲学の源泉は「素直さ」と「謙虚さ」である。
よい国日本の発展に偉大なる功績を残した松下さんの思いをいとも簡単に学べる環境に感謝です。

⚫︎手さぐりの人生
目の見えないめくらさんは手さぐりで歩む。
一歩一歩が慎重で謙虚。一歩歩むために全神経を集中する。目の見える人はどうか?
いくつになっても分からないのが人生というもの。
わからない人生を、わかったようなつもりで歩むことほど危険なこたはない。みんなに教えられ、手をひかれつつ、一歩一歩踏みしめて行くこと。
謙虚に、そして真剣に。

⚫︎失敗することを恐れるよりも、生活にくふうのないことを恐れた方がいい。

⚫︎繁栄は"なぜ"と問うところから生まれてくる。
子供の素直な心のように。

⚫︎多くを受けたいと思えば多くを与えればよい。

⚫︎断を下す
どちらに進むかあれこれとまどっても立ちすくむだけ。まずは自ら断を下すこと。
自他共に好ましくないのは断を下さないこと。

⚫︎風が吹けば波が立つ。
波が立てば船が揺れるのは当然。揺れねばならぬときには揺れてもよかろう。これも一つの考え方。

⚫︎岐路にたちつつ
動物園の動物は本当に幸せなのか?
不安な岐路にたちつつも、あらゆる力と生命をかけてそれを切りぬけてゆく、そこに充実した生活があるともいえよう。

⚫︎働き方のくふう
額に汗して働く姿は尊い。
人より1時間余計に働くことも尊いが、今までよりも1時間少なく働いて、今まで以上の成果をあげることもまた尊い。
額に汗のない涼しい姿も称えるべき。
創意がなくてはできないこと。

⚫︎学ぶ心
どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。学ぶ心が繁栄への第一歩。

●覚悟はよいか
つねに”覚悟はよいか”と問われることを自問自答すること。我々は一歩外に出れば交通事故の危難がふりかかるか分からない状況を生きている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月11日
読了日 : 2024年3月11日
本棚登録日 : 2024年3月9日

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