鏡の森

  • 産業編集センター (2004年10月1日発売)
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本棚登録 : 105
感想 : 18
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リルカの輪姦シーンとアルパッツィアの強姦シーンの連続にドン引きして10年くらい放置していた小説、やっと読み終わりました。
白雪姫とペルセポネ神話をモチーフに描かれた小説らしい。
白雪姫については、既に短編で描かれているし、物語としてはあちらの方が好きです。
滅ぼされた古い国の姫が、征服者に14で子供うまされて、産んだ子供を憎む。
さらにやっと手に入れた本当の愛を失い完全な狂気に陥り、娘コイラを殺そうとしたが、彼女は運良く逃げ出し小人と恋に落ちる。

主役カップルの外見の釣り合いに度肝を抜かれますが、
どちらも母親に見捨てられ殺されかけたという生い立ちが似てるし、助けないと言いつつストーミーがコイラを守ろうとするところは、このどうしようもない暗い世界観の中で救いになった。
気になったのがハドスってドラコの息子ってことはあの二人マズいんじゃ…
勧善懲悪じゃないけど、ヒロインに危害を加えた権力者はリー作品ではそこそこ報いを受けるのに、元凶とその副産物に何もなかったのが消化不良だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー洋物
感想投稿日 : 2015年8月3日
読了日 : 2015年8月3日
本棚登録日 : 2015年8月3日

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