はい。セメント樽の中に、夫を失った女の人の手紙が入っていたんです。このセメントにあの人が混ざってます。とかなんとか。
何でセメント樽の中なのか。そうするより他にやりようが無かったから。
人は労働のコマでしかない。人格なんて露も重んじられることがない、そんな世界で働く人々の当時の現状をセメント樽の中の手紙はよく表している。
どうしようもなくやりきれない気持ち。生きていくための枷。
何もかも打ち壊してしまいたいなあと言ったところで…
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年2月10日
- 本棚登録日 : 2013年2月10日
みんなの感想をみる