謙信の軍配者

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年7月1日発売)
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本棚登録 : 621
感想 : 104
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3部作の完結。
軍配者シリーズにとても満足している。

この三作目は合戦が一番激しい。
長引く戦にずっと立ち会うようで辛く、晴れない気持ちであった。
そして戦の無惨さや残酷さに心が重くなる。

それでも、このシリーズの面白さは霞むことなく、人物がきっちり書かれていて読む楽しみは満載だ。私のように歴史にうとい人に是非おすすめしたい3冊だ。
個人的に四郎左に気持ちが傾いてしまったので終盤は涙があふれて仕方がない。
足利学校の学友たちの友情が一番心に残る。心の琴線にふれ、たまらない気持ちだが、終わり方もとても良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年11月13日
読了日 : 2011年11月13日
本棚登録日 : 2011年11月13日

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