フォア・フォーズの素数 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2005年10月25日発売)
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本棚登録 : 116
感想 : 12

『「フォア・フォーズ」とは、
四つの4と記号を組み合わせて
数字を作るパズルのこと。
例えばゼロなら
4+4-4-4=0……』
フォア・フォーズに夢中になる
少年に待ち受ける運命はとは?

短編集のため読みやすい。
「匣の中の失園」の竹本先生の
ミステリ以外ならこうなった的な。
僕的に好きなのは、
「フォア・フォーズの素数」
「パセリ・セージ・ローズマリーそしてタイム」
「白の果ての扉」
「銀の砂時計が止まるまで」
かな。

世界が一つ一つ違うけど同じ
パラレルの世界のように感じる。
そう有理数を無理数でわったような。
十三不塔と鉄塔のアルケミのような。
√の中にヤマイダレを入れたような。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本小説
感想投稿日 : 2011年9月16日
読了日 : 2011年9月6日
本棚登録日 : 2011年9月6日

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