(2017/12/20読了)
クリスマスの時期を選んで、ずっと読みたかったこの本を読んだ。
星はおまけして四つ。陰の題材を盛り込みつつ、心温まる物語になっている点と、少し変わった(直接的ではないというか)連作集であることを加算して。
主人公がたくさんいる。最初の童話の著者を思わず検索したら、作中の童話作家だった。私以外にも検索した人は多くいるのでは?
最初のシーンと、次に来る同じようなシーンの間に時間のズレがあることと、「マサキ」のひっかけは、ドヤ顔的な感じがしてしまった。なぜかな?書き方かな?
(内容)
物語をつくってごらん。きっと、望む世界が開けるから―暴力を躱すために、絵本作りを始めた中学生の男女。妹の誕生で不安に陥り、絵本に救いをもとめる少女。最愛の妻を喪い、生き甲斐を見失った老境の元教師。切ない人生を繋ぐ奇跡のチェーン・ストーリー。
(目次)
光の箱
暗がりの子供
物語の夕暮れ
四つのエピローグ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ま行の作家
- 感想投稿日 : 2017年12月20日
- 読了日 : 2017年12月26日
- 本棚登録日 : 2016年6月8日
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