那覇の市場で古本屋: ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々

著者 :
  • ボーダーインク (2013年7月22日発売)
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本棚登録 : 290
感想 : 28
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著者は大手書店員として那覇支店の開業に携わったのち、那覇の市場に古書店を開業した人物。この本はそのプロセスを綴った著者の初エッセイ集だ。安定した職を捨てて開業なんて・・・といった切羽詰まった感じはなく、周りの人に助けられ、周りの流れに逆行せず、でも自分のポリシーは持ちつつ、古書店を切り盛りしていく。この本を読んでいると、綿密な計画なんかなくても古書店は営業できちゃうんじゃないだろうかと錯覚しそうだけど、著者の書店員として働いた経験と本に関する知識があってこそなんだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2019年8月8日
読了日 : 2019年7月25日
本棚登録日 : 2013年10月9日

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