いろいろナマナマしかった上巻に続く下巻はさらにドロドロしてきて、あっという間に読み進めてしまいました。 師弟関係の心のやりとりにウルッとくるものが多く、襖絵界のスター・ウォーズの様相。等伯の息子(久蔵)が狩野派に入る流れはまるで最澄と空海の間で揺れ動いた泰範のよう。そのあと大どんでん返しになるのですが、その間に狩野永徳と心を重ねた理由を息子が語る場面があって、その言葉がまぁ~、泣ける。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年7月10日
- 読了日 : 2013年7月10日
- 本棚登録日 : 2013年7月10日
みんなの感想をみる