時代の風音

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  • 河出興産 (1992年10月1日発売)
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ヨーロッパ人というのは、大雑把にいえば二種類ある。
一つは貴族を含む上層階級で、親戚がヨーロッパじゅうにいる。ベルギーにもぼんにもアムステルダムにも、パリにもジュネーブにもいるという、そういう仕掛けになっている連中です。こういう連中は、戦争がおこると困るわけです。インターナショナリストというより、むしろコスモポリタンです

メージャー首相は、貴族階級でなく、サーカス芸人の息子で、高等教育を受けていない

ジブラルタル 1713 ユトレヒト条約というスペイン王位継承戦争の講和条約で譲った イギリス領

ギリシャがトルコに支配されたことから、イスラム世界の賢人たちが、アリストテレスなどを勉強していた。それをヨーロッパが取り戻して、キリスト教神学をアリストテレスの哲学で整えていく

騎士道は、イスラムから11世紀頃輸入した
西洋の城郭、あの凹凸の矢狭間などもイスラム世界からもたらされた

アリストテレスがヨーロッパにでてきたについては、最初にエジプトのアレキサンドリアでアラビア語に訳されているのです。そのアラビア語版を、スペインのトレドでラテン語に重訳したわけですね

だから、おそらくは、ギリシャ語からアラビア語に、それからラテン語に直した。その間にずいぶん違ってきたんじゃないかと思う

スペイン語でフラメンコというのは「異なるもの」という意味。フランダースから来た人たちに支配されてきた。スペインの人たちとは異なるものの人たち、異人、外人ですな。それでフラメンコと読んでいた

スペイン語でフラメンコはオランダ人という意味

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: misc
感想投稿日 : 2018年2月15日
読了日 : 2018年2月15日
本棚登録日 : 2018年2月15日

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